ミニバスケットボール（ミニバス）とは小学生が行うバスケットボールです。
バスケのスタートともいえるミニバスとはどういったスポーツなのか知ってもらうために
最新ルール、基本となる初歩の段階のルールについて解説します。
選手だけでなくミニバスを支える父母の方々にも是非ご覧頂きたいです。
ゼロケンです。
私は普段は東北の田舎町でサラリーマンをしております。
その傍らミニバスケットボール（小学生のバスケ）の指導をしています。
かれこれ12年になりました。
小学生にミニバスを教えるにあたって学んだ知識、苦労しながらも念願の県大会に出場できた奮闘ぶりをnote、Twitter 、ブログで情報発信させていただいております。
こちらはTwitterのプロフィール画面です。
今回はミニバスに関わって間もない
初心者やサポートする父母が
最低限知っておきたいルール
一般ルールとの違いなど
についてお伝えしていきたいと思います。
読者の中には
「子供がミニバス始めたみたいだけど、私自身がミニバスが分からないんだよなぁ～」
など親子でバスケそのものに初めて触れる方もおられるでしょうから
大まかなところから一つずつお伝えしていきます。
コチラをご覧頂く事で
１：ミニバスの基本的なルールが分かる
２：中学生から適用になる、バスケの一般ルールとの違いが分かる
３：観戦する側もなぜ笛が鳴るのか、なぜ攻守が変わったのか理解できる
ですので是非最後までご覧ください。
この他の記事でミニバスのルールに関して
さらに細かくお伝えしていますので是非ご一読ください。
2020ルール変更について細かな記事はコチラ⇊
フリースローも一般ルールと違うのです！
フリースローに関しての細かな解説はコチラ⇊
にも記事にしていますので合わせて参考にしてください。
ミニバスのルールブック紹介と2020基本ルール説明
はじめにミニバスケットですが
公式のルールブックがあります。
＊２０２１．０３末現在JBA公式販売にミニバスルールブック部分が削除されていました。HMVでも販売終了になっています。
今後ルールブックに関して何か動きがあるかもしれませんね。
ですから「ありました」が正解なのかもしれません。
HMV内のJBA公式のオンラインショップへのリンクはコチラ⇊
商品によってですがコンビニでの受け取りなどもできます
詳しくは公式販売サイトをチェックしてください。
時間的ルール
〇試合時間を大きく4つに分けて1ゲームとなります（4クオーターで1ゲーム）
〇１クオーター（１Q）6分
（ピリオドでなくクオーターと呼称を統一しましょうとなっています。クオーターとは４つに分けるの意味ですね！）
を4クォーター
時間にすると２４分のゲームタイム
クォーターの間のインターバルは1分
ハーフタイム5分
〇特殊なケースとして4クオーターが終わり同点の場合
1分のインターバルの後
3分のオーバータイム（OT）を勝敗が決まるまで繰り返す
（初めのOTで同点だったらさらにOTセカンドオーバータイムです！エンドレスです！）
サッカーのように延長前半延長後半などではありません
〇試合の流れのイメージとしては
1Q：６分
インターバル：１分
２Q：６分
ハーフタイム：５分
３Q：６分
インターバル：１分
４Q：６分
同点の場合はインターバル：１分
オーバータイム：３分
となります！！
タイムアウトの取得やファールの数などでゲームの時間は変わりますがおおむね６０分ほどあれば一ゲームは終了します！
コートサイズ
〇コートの広さ大きさですが
障害物のない長方形の平面で
縦22メートル～28メートル
横12メートル～15メートル
の範囲で縦横のバランスの取れたコートを使用するとあります。
県大会レベルだと縦28メートル横15メートルと基準一杯のコートがほとんどです。
（ちなみにラインの太さ、幅は5センチなんですよ。）
（さらにちなみにラインは内側の所が有効なラインです。スローインなどで外側のラインにシューズがかかっていてもラインバイオレーションにはなりません！！）
〇地区大会などで学校体育館を使用する。
練習試合などある時はコートが狭い中で行われるときもありますね。
〇ミニバスケットボールには一般ルールの3ポイントがありません！
〇フリースローラインはボードから4メートルと記載があり一般ルールより若干前になります。
〇エンドラインはバックボードより８５センチとあり一般ルールより少し狭くなります。
ゴールの高さ
〇ゴールの高さは
2 ｍ 60ｃｍ
とあり一般ルールよりかなり低くなっています（大人がジャンプすればリングに届く位ですね）
一般ルールは
３ｍ０５ｃｍです（普通の人はまずジャンプしても届きません！）
〇リングの直径は同じです。ボール約2個分は入る大きさになります！
ボールの大きさ
〇ボールの大きさですがミニバスはは5号球です。
中学校からは大人の男子のサイズが７号球。
女子は中学校から大人まで女子のサイズは6 号球。
ですのでミニバスは一回り二回り小さい形になります。
★ボールに関する記事はコチラにご案内します⇊
出場人数
〇出場する人数にはバスケの一般ルールには無い独自のルールがります。
こちらはミニバスの基本精神が大きく影響しているのですが
いわゆるスター選手だけで競技をしないといったところが原点となっています。
ちなみにミニバスの基本精神は：
友情
ほほえみ
フェアプレイ
です！
小学生が行うスポーツですから
過剰に勝ち負けだけ求めることが無いように取り組みたいですね。
〇一人の選手は一試合を通じて３クォーターしか出場できない
〇3クォーターまでに10人の選手が出場していなければいけない
〇一人の選手が3クォーターまでに連続して3クオーター出ることはできない
〇4クオーターに限っては選手の交代は自由
また2019年になり出場人数に関する大きなルールの変更がありました。
近年の少子化に伴い特別ルールが設けられています。
〇人数不足で大会に参加できないなどを考慮し8人の JBA 登録があれば公式参加できる
こちらはかなり特殊ですのでよくよく説明をご理解ください。
＊10人の登録があるチームが8人を選抜して試合に出ることはできません。
基本は10人の出場です。
9人の場合は9人で参加しケガや病気などのトラブルで8人以下になってしまったら棄権扱いになります。
8人の場合は8人未満になった時点で棄権いとなります。
要約すると
10人の登録があれば10人で参加する。
10人の登録があるチームが試合の段階で9人以下になってしまったら棄権扱い。
9人と8人の場合も参加はできるが試合の段階でケガや病気やその他のトラブルで一人でも減っている場合は棄権扱いになってしまう。
と何とも複雑なルールになっています。
バスケットボール一般ルールとの違いミニバスケットボール
この他一般ルールとの違いもあります。
主な違いは以下になります。
注意！！
〇ショットクロックはミニバスケットは30秒
オフェンスリバンドがあった場合は30秒にリセット
⇊
2020年からは移行期間が終わり24秒に統一されます
オフェンスリバンド時は14秒にリセット
（一般ルールのファールがあった時のショットクロックの継続の複雑な適用は無く、シンプルにリバンドの部分のみの１４秒リセットですので注意ください）
〇タイムアウトは各クオーターに一回ずつ
一回のタイムアウトは45秒
次のクオーターに持ち越しはできない
〇ゲーム残り２分を切ってもシュートインの時にタイマーは止まりません
〇バックパスルールはありません
〇フロントコートに8秒で運ばないといけない8秒ルールもありません
⇊
ですからセンターラインはあまり意味がありません
〇3ポイントラインがありません！
（何と！現代バスケットの主流の3ポイントがないんです！）
体育館のラインの関係で3ポイントが引かれていますが
実際は無いものです。
など大まかなものを見ても結構な違いがありますのでご注意くださいね。
細かく言うと。。。
もっとあるのですがここまでにします。
初歩の段階としてはこれぐらいの知識で十分です(^^)/
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各県で独自のルールがあった
少し前までは、各県で独自のルールが採用されているなどがありました。
ある県では
3ポイントあり
フロントコートまでの8秒ルートがあり
バックパスルールがあり
などです。
こちらは2019年の大きなルール変更と同時に
全国統一のルールで競技しようとの ＪＢＡ から通達があり
現在は全国一律のルールで行われています。
バスケ一般ルールとの違いで出てくる作戦の違い
一般ルールとの違いがあるために
一般ルールの中学生以上で作戦上よく出てくる場面なのですが
〇ハーフコートでトラップを仕掛けてバックパスを狙うと言った作戦が使えない
〇フロントコートまでの8秒ルールがないため急いでフロントコートまで運ばなくてもよい
など作戦面でも違いが出てきます。
ゼロケンに入っている噂レベルですが
近いうちに一般ルールに限りなく近づけるため
さらなる大きなルール改正があるとの話が出ています。
（詳細がまだ分かりませんので噂レベルにとどめておきます！）
ミニバスルール基本編2020に関するまとめ
今回はミニバスケットの基本的なルールについてお伝えさせていただきました。
どれもプレーヤーとしては最低限押さえておきたいものです。
また父母の方もこれぐらいのルールを分かっていれば
観戦の時もう少しミニバスを楽しめるのではないでしょうか。
バスケ競技に関して、ミニバスは「バスケの入り口」
に立ったわけですが是非頑張って一流のバスケボーラーになってくださいね。
プロになってバスケでメシ食っていける時代ですからね(^^)/
令和はバスケの時代です(^_-)-☆
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。
ゼロケンのブログでは最新のミニバスルールに関しても解説しています⇊
———リンク紹介———
ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ：練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ：ゼロから県大会