ミニバス ギャザーの概念説明ゼロステップを詳しく解説/ミニバスケットボールU12トラベリング防止オフェンステクニック

ルールや準備

昨今話題のゼロステップを考える。
同時に「ギャザー」というキーワードを認識し
ミニバスの段階でのバスケのステップはゼロは主副の福であり
主は「ワン、ツー」なんだと改めて皆さんに認識してほしい記事。
(賛否あるとの前提でお伝えします)

ゼロケンです
今回はJBAのルールブックにも載っている
いわゆる「ゼロステップ」について
皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

こちらをご覧頂く事で

1:ギャザーという概念を理解できる
2:ゼロステップとは何なのか理解できる
3:バスケットのステップは改めて「ワン、ツー」なんだと自信を持てる

ですので是非最後までご覧ください。

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NBAで発表された『ギャザー』というキーワード

まずは
2019年NBAでトラベリングに関する発表がありました。

こちらは本来NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)
とFIBA(国際バスケットボール連盟)のルールは若干違うのですが
いわゆる「ゼロステップ」について
明確にするために
『ギャザー』という概念をオープンにしていこう意図とみられます。

これによりFIBAの国際ルールともズレのないものだと認識できますので是非参考にしてください。

2019年9月20日(日本時間21日)、NBA理事会はNBAルールブック内のトラベリングに関する新たな説明文を承認した。ルール自体に変更はないが、記載されている内容と実際にNBAの試合で解釈されている判定基準のズレを埋めるためのものだ。

NBAの公式ルールブックには今後『ギャザー』(ボール保持)を明確に説明した項目が追加される。これは長年レフェリースタッフがトラベリングを見るにあたって共通認識として持たれてきた動作ではあるものの、ルールブックで定義されてはいなかった。さらに、選手がギャザーしたあとに何歩ステップを踏めるかを明確化する文言が加えられた。

今回の変更は以下の通り。

引用:NBA JAPAN
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2019年9月20日の詳細説明

ギャザーの定義

以下のギャザーの定義がルールに追加される:
a. パスを受けるか、もしくはルースボールを確保した選手にとってのギャザー

選手がボールを保持、持ち手の変更、パス、シュート、身体に当てて抱えることが可能なレベルでボールをコントロールできた時点を表す。

b. ドリブルをしている選手にとってのギャザー
以下の動作のいずれかをした時点を表す:

1:両手でボールを触る、もしくはコントロール下でボールを静止させる
2:手をボールの下に回し、静止させる
3:もしくはボールを保持、持ち手の変更、パス、シュート、身体に当てて抱えることが可能なレベルでボールをコントロールする

トラベリングルールへのギャザー要素の追加

ギャザーをトラベリングルールに加えることで
選手が前進しながらボールを受け取るか
ドリブルを完了したあとに何歩ステップを踏めるかを明確化する:

前進している選手がボールをギャザーした場合、
(a) 停止、パス、シュートする前に2歩のステップが許される。
(b) まだドリブルをしていない場合、ドリブルを開始するためにボールを手放す前に1歩のステップが許容される。

ドリブル中の選手がギャザーした場合、
停止、パス、シュートする前に2歩のステップが許容される。

一歩目は、
選手がボールをギャザーしたあとに片足または両足が着地した状態を指す。

ここまでがNBAでの公式なトラベリングに関する発表です。
いわゆるステップに関して

「ゼロ」

というキーワードは一言もありません。

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そもそもゼロステップって何!?

バスケやミニバスを始めたばかりの人にとっては
「そもそもゼロステップとは!?」
とググりたくなると思いますので簡単にご説明します。

ルールに関して:
トラベリングのルール改定

 FIBAでは2017年10月から、JBAでは2018年4月からトラベリングのルールが変更となった。
ゼロステップとは、動きながらと同時に床に足がついた状態でボールを持った場合、その足は「0歩目になる」という意味となっています。
この「0歩目」は全ての場面で適用となる。

JBA通達引用

と発表になり
これが日本国内でゼロステップというキーワードが発生し
様々解釈の議論が発生した要因です。

私が考える国内での「ゼロステップ」の結論ですが
JBAでは全てのケースにおいてこの「0歩目」は適用になるが
「ギャザーの概念」を導入することにより
パスキャッチ、ボールキャッチに関しては
はっきりとした
前進してキャッチの動作が無いと適用にはならないと考えています。

こちら発端となったといわれている両プレーヤーのゼロステップですね。

引用:BASKETBALL CLUB DUNK

こちらはちなみになのですがハンドボールにも

もしかしてと思って調べてみましたがやはりというか。。。ハンドボールにもゼロステップあるんですね!
ただハンドボールのゼロステップは真逆の感覚といった感じですのでお間違え無いようにしてください。

ハンドボールゼロステップについて:
パスなどを受けてボールをキャッチする時、空中でボールをとると着地した際の最初の一歩は歩数に数えない。

着地した足はゼロ歩です。そのあと、三歩まで歩いてOK。

ハンドボールでは空中でキャッチした場合着地した足はゼロですから「真逆」ですね。
バスケは空中でキャッチは着地の時点で「一歩目」ですから!
あくまでも参考ですから混乱しないようにしてくださいね!

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「ギャザー」のポイントを解説!!

「ボールギャザー」の時点で床に足がついていたら次が1
「ボールギャザー」の時点で床に足がついていたら次が1

国内でも見られるプレーに

こちらは日本でのゲームの中でも当たり前にみられるプレーとなっております。
先ほどの「はっきりと前進した状態があるのかないのか?」
の観点でご覧ください。
皆さんはどう感じるでしょうか?

引用:まぐろさん(公式)

大前提にルールブックにも書いてあることですので私の立場からは否定も肯定もできないです。

指導する側もプレーする側も、大人になってから身につけよう。いや育成年代からプレーしていこう。様々あるかと思います。


ただ私個人が感じたのはミニバスという小学生の育成年代のバスケでは

ゼロのステップの概念云々よりも先に
「ギャザー」という概念でミートと保持の認識をしっかりしていこう。
ボールを持ったら「ワンツー」から教えていこう。
トリプルスレットポジションをしっかりと身につけていこう。
膝を曲げ臀部を低く下ろし、上半身を傾けてフェイスアップしていこう。

コチラを重視していきたいと思いました。
その後に教えられる時間があったら紹介しよう。
位で考えています。

ステップやミートなど基礎的な段階の記事はコチラ⇊

育成年代で重視したいプレーに関してはコチラ⇊

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「ギャザー」に関するまとめ

いかがだったでしょうか?

今回はギャザーというキーワードからゼロステップについて主にお伝えさせていただきました。

育成年代のバスケですからまず基本を重視しながら、コーチの側は最新の情報も収集しておきたいですね。

覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

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