ミニバスで重視したい形カタと組手の考え方を解説/基礎基本バスケットボールU12

シュート・パス・ドリブル練習メニュー理論練習と理論

ゼロケンです
東京オリンピックが無事に迎えられそして終了できましたね!
コロナ禍での開催など賛否両論は多々ありますが、開催することに対して準備された方々のご苦労は変わることはありません。
最大限のリスペクトを表したいと思います。

私が今回のオリンピックで注目していた競技があります。
皆さんは当然「バスケ!」だと思います(私も当然なのですが)他競技に絞ってです。。。
それは空手の形(カタ)です!

画像元:JOC

・まるで敵と対戦しているように見える動き
・得意な形をどこで披露するか、戦略も重要

1人で攻撃と防御を演武して、見えない敵と戦うのが「形」だ。選手は世界空手連盟が認定している102種類の形から毎試合、ひとつを選んで演武する。予選は演武を1人ずつ行い、上位が決勝に進む。決勝は1対1の対戦形式で行われる。突きや蹴り、受けといった技の緩急や強弱、流れの美しさなどを審判員が採点し、勝敗を決める。選手は個々に得意な形を持っているが、同一大会で同じ形を2度使うことは禁止されているため、どの試合でどの形を使うかの戦略が必要になる。いずれの形にも共通するのは、敵と対峙したときの対処法を表現すること。トップクラスの選手が演じると、まるで実際に敵と対戦しているかのように見える。静寂な空間で行われる、美しくも力強い動きを堪能したい。

NHKオリンピック解説

なぜミニバスブログに空手のトピックが入ってくるのか?なのですが
私は以前ミニバスコーチの傍ら中学校のアシスタントコーチも務めさせていただいていたのですが、ミニバスを経験した中学生の練習と、バスケのスタートともいえるミニバスの練習の内容はやはり違います。
私なりに具体的に何が違うのかはっきりしている部分で、いわゆる「形カタと組手」という概念がミニバスにもあると感じています。

画像:宮本武蔵の五輪書

今回は、選手だけでなくミニバスコーチや父母の方々にも是非読んでいただきたい記事です。
空手女子 清水希容選手のにわかファンである私がリスペクトの意味も込め、ミニバスで重視したい形カタと組手の考え方お伝えさせて頂きます。

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ミニバスに形カタって?

練習や技術に関する当ブログカテゴリご紹介

当ブログでは私、ゼロケンの練習やミニバスに関する理論は随時お伝えさせていただいております。

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ミニバスの形カタとは

ミニバスに関しては小学生が生涯において「初めてバスケットボール」と出会う場所です。
当然様々な環境がありスタートとなるきっかけも様々な前提ですが、バスケそものがわからない、身についていない状態ですから「ミニバスのカテゴリでは形を作っていく。形を整えていく。ということを重視したい」と確信しています。

ミニバスにおける形カタとは
オフェンスの基本の形:トリプルスレットポジション、ドリブル、パス、シュート、ピボット
ディフェンスの 基本の形: パワーポジション、スライドフットワーク、クロスフットワーク、リバウンド技術

などが挙げられますが、いわゆる「基礎・基本」です。基本そのものが武道で云うところの「形カタ」そのもの。
更に私が普段から指導で重要視する部分は、「武道」で必ず出てくる「心の部分」=「己に打ち勝つ精神」も 「心の形カタ」ですね。 ビジネスで云うところの「マインドセット」です。
「形カタ」 がきれいなチームは見ていて気持ちの良いものですし、時に小学生のプレーでもうっとりしてしまいます。そして必然的に強くなっていきます!これは経験上断言です。

たまに目にする組手オンリーのチーム

たまに私が目にするのは「組手」重視のチーム、中には「組手オンリー」のチームもみられます。
どういった事かというと

・6年生がいっぱいいて皆身長も大きく(ガタイいい)のにボール運びができない。前からプレッシャーをかけてくるチームに負けてしまう
・そもそもすぐスタミナ切れで走れない
・ゴール付近までボールを運んでこれたのにシュートフォームが出来ていなくてシュートをボロボロ落としてしまうチーム
・得点するのはいいが、その分得点されるため得点差が広がらない

などが挙げられます。
当然組手である、より実践的な練習、練習試合などは行なっていきますが、選手の将来の基礎基本となる形の部分にもウエイトを置いていかないと、経験上夏を越した時期から形勢が逆転してきます。
今まで負けたことが無いチームに勝てなくなる。
今まで勝てなかったチームに勝てるようになってくる。といった事が起こってきます!

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クローズスキルとオープンスキル

現代風に言えば
この「形」の部分→クローズスキル
と言いますね。

「組手」の部分→オープンスキル
となります。

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ミニバスは長期目線で

ミニバスの時期で結果を急ぐあまり基本を疎かにして、カテゴリが上がった途端によいパフォーマンスを発揮できない選手を何人も目にしてきました。ミニバスの時期はスタートです。バスケ人生からしたら決してゴールではありません。

中学、高校とカテゴリーが上がれば自然と組手の部分が増えていきます。そしてバスケの本番はそこからです。指導する側、応援する側もこの部分を是非大前提にプレーヤーを見守っていってくださいね。

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ミニバスで重視したい形カタと組手の考え方を解説のまとめ

いかがだったでしょうか?
ミニバスの時期でこの「形」と「組手」のバランスを念頭におき、読者の皆様が成長していってほしいと願っています。
覚悟があれば大丈夫です。今回はここまでです。

———リンク紹介———

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

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