![](https://i0.wp.com/coachzeroken.com/wp-content/uploads/2020/03/5794a2dd16d7e0ffe1fb7fc105340ae5-e1583893966824.jpg?w=1160&ssl=1)
ゼロケンです。
今回は物事を習慣化するために必要な考え方をお伝えしたいと思います。さらに習慣化することで時に邪魔をするストレスや感情のコントロールをする方法もお伝えしますね。
ルーティーンの説明 必要なの?
皆さん「ルーティーン」という言葉は聞いたことありますか?
辞書を引くと以下になります。
「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの意味の英語。 たとえば「ルーティンワーク」は、業務上、毎回決まって行う作業を指す。 コンピュータプログラムでは特定の処理を実行するための一連の命令群をルーチンと呼ぶ。 野球では先発の打順を「先発ルーティン」などと言う。
引用:ルーティーンとは何?Weblio辞書
一流スポーツ選手のルーティーン
真っ先に思い出すイチロー選手
私が真っ先に思い浮かぶのはイチロー選手のバッターボックスに立つときのルーティーンです。
打席に入る前のストレッチ
バッターズサークル内の動作
ピッチャーに向かってバットを立てる
![](https://i0.wp.com/coachzeroken.com/wp-content/uploads/2020/03/cc77bffda125772c9ee1852060c2b032.jpg?resize=148%2C266&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/coachzeroken.com/wp-content/uploads/2020/03/ff64c5f74ec0982cf47b61cc55dd6a35.jpg?resize=530%2C350&ssl=1)
ラグビーからは
ラグビーの五郎丸選手も話題になりましたね。
ボールを受け取った後に2回ボール回転をさせながら投げ上げ
2回地面にボールをトントンとしてからボールセット
ゴールに対して3歩下がり左に2歩移動
右手をゴールに向けて振る
両指を合わせてポーズ(お馴染みのポーズ)
キック!
![](https://i1.wp.com/coachzeroken.com/wp-content/uploads/2020/03/c53c8f1e37ce7ef6f92ffcb73854fbee.jpg?fit=530%2C297&ssl=1)
バスケット選手もフリースローは毎回同じ
NBAやBリーグの選手も
フリースローを見てみれば毎回同じ動作からシュートがされます。
これは一見無駄な動作に見えても意図的にしている事です。
肝心のシュートにのぞむにあたって毎回同じ動作を入れることによって成功の可能性をあげていきます。
こちらは私が大好きな往年の名選手ジョー・デュマース選手
![](https://i1.wp.com/coachzeroken.com/wp-content/uploads/2020/03/bff0ab8011f0b55d7d5e2a9d33595404-1.png?fit=530%2C307&ssl=1)
メカニズム
何故行うかのメカニズムもしっかりとあります。
人間の行動の原動力は自身の持つ感情を満たすために動いていると言われています。
例えば食欲ですが、お腹が空いたらお腹いっぱいになりたいという感情湧いてきます。
この感情は食欲ですが、この感情を満たすために食べ物を食べる。
それがされさらに進むと食欲を満たそうとするだけでなく
ネットでレシピを調べ
わざわざ食材を買いに遠くに出かけ
時間をかけて料理をして
食欲を満たす。わざわざそういった苦労する人間の感情ですすごい行動力ですね!
また人間は生活を維持していくためにはなるべく楽をしようと考えます。
体を動かして感情のままに行動を取り続ければいつしかエネルギーがなくなり体が動かなくなってしまう。それを避けるために無意識に脳の中では動きを抑えていこうとしてしまいます。
さっきまであんなに元気だったのに読書しようと思ったら急に眠くなる。とかですね。
脳みそに負けそうになってる瞬間ですね!
ストレスを感じたらそれを回避しようと脳の中が動き出します。
また弱気な感情などはパフォーマンスに影響を与えます。
この脳の働きは自然なもので間違ったものではないのですがスポーツにおいては邪魔になってしまう事があります。
回避させるためのルーティーン
メンタル的なストレスや感情を排除しより集中力を高めていこうというテクニックがこのルーティンになります。
ルーティンを取り込むことによって感情の入り込む隙をなくしてマイナスの感情を排除して行こうということですね。
![](https://i0.wp.com/coachzeroken.com/wp-content/uploads/2020/03/a6402cabe2f07f7b455094806085ed3d.jpg?resize=232%2C164&ssl=1)
もう一つのルーティーン
もう一つのルーティーンとしてお伝えします。
大きく見ればバスケの育成年代の中で少しずつでもバスケに取り組む時間を習慣化、ルーティン化していくことで日々練習の積み重ねをストレスなくできるということもいえます。
例えば夏休みの宿題ですが始業式前日に一気にやろうとすればものすごいストレスとエネルギーになりますよね。
毎日10分でもコツコツと続ければ何のストレスもなくすぐ終わる量なのですが。
こうやってルーティン化している友達は夏休みの宿題を難なく終えることができます。
皆さんはどちら派ですか私はまとめてやっていた派でした。
同じようにバスケに取り組む姿勢もルーティーンを取り入れてほしいのです。
勿論行動の原動力は感情です。
但しバスケの練習も楽しいことばかりではありません。
スポーツにおいて無駄な感情が入り込む隙をなくしていってもらいたいですね。
当たり前に取り組むものだとルーティーン化できれば練習はストレスの少ないものになります。
小学生の感情は自分でコントロールしにくい
ミニバスの練習でも大人だとコントロールできる感情が子供だとうまく処理できません。
毎日のダッシュなど全力で走って練習をすればいいのに疲れるのは嫌だからとその感情に持ってかれてしまいます。こっちがしっかり走れと言ってもどこかダラダラしてしまう。それは人間の本能がそうさせようとするのですが小学生は特に顕著ですね。
ゲーム中に泣き出す子もいますね。
これが高学年になるとある程度自分の感情をコントロールできるようになってきますので
目標に向かってきつい練習をするということができてきます。
コーチとしては脳内のメカニズムをしっかり理解していくのも必要ですね。
逆に言えば感情を入り込む隙をなくしてルーティン化できれば当たり前のようにやっていきますね。
先輩が当たり前にやっているから僕たちもやるのが当たり前。
強豪チームはチームとして強くなるルーティーンが確立されていますので選手もさほどストレスなく
強くなっていきますね。
毎日の積み重ねの大事
私はよく国語辞典の積み重ねの話をします。
一日一日の練習はその1ページ1ページ。それ自体はすぐに破れるようなもの。
それが国語辞典のように厚く重なると絶対破れなくなる。
ただその薄い1ページを積み重ねようとしなければ国語辞典は薄いままですぐ破れてしまう。
1ページを重ねていく努力をしていこうと伝えています。
嫌なことも楽しく思えるようにコーチがマネージメントしていくことで子供たちが楽しいと思えば
選手は楽しいことですから勝手にやるようになります。
このマネージメントとルーティンをうまく組み合わせて指導していきたいですね
まとめ
今回はプレイそのもののルーティーンから日々の習慣化のルーティーンまでお伝えさせていただきました。
日々の積み重ねを大事にしていきたいですね。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。