ミニバス スペーシングの基本動き方/フォーメーションの初歩的考え説明ミニバスケットボールU12

シュート・パス・ドリブル練習と理論

ミニバスケットボールにおいてスペーシングとは何なのか説明。
コート内のボールを持っていない状態で
どういった考えを持つことが大切なのか一緒に考える記事。

バスケは5対5の集団の中で行うスポーツであり
コートの中の10人が一個しかないボールを持つことができるのは単純に一人。
ボールを持っていない時の時間が圧倒的に多く
この時間を制する者がゲームを制する。

ゼロケンです
今回お伝えする記事は、ミニバスの指導のなかでよく質問されることについてお伝えさせていただきます。
いわゆる「ボールを持っていない時に」何をすればよいのかです。

こちらをご覧いただくことで

1:バスケットの動き方の基本を理解することができる
2:ボールを持っていない時にどのような考えを持てばよいのか分かる
3:ボール保持からボールを手放した後どのように動けば良いか基本的な選択肢を理解できる

ですのでぜひ最後までご覧になってください。

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大前提の最重要ポイント

バスケにおいて最も重要とされているのがファンダメンタル個人技能とされています。

オフェンスにおいてはボールを持った時にどうするべきかといった技術。
ディフェンスにおいては自分のマークににボールをもたれた時にどう対応するかの技術。

当然こちらは最も重要な考え方でありこのファンダメンタルが身につかないうちはボールを持っても逆に持たれてもバスケというゲームが形にならず成立しません。ミニバスは特に顕著です!

一対一の個人技能は最も重要な要素であることは大前提です。
ファンダメンタルに関して紹介の記事はコチラ⇊

ミニバス低学年特有のプレー /試合でよくみるプレー
ミニバス初心者のミス /よくある失敗を無くしたい
【ミニバス練習】初心者に教える手順を解説 全くの未経験者にコーチング

ただ。。。ボールを持つだけがバスケじゃない

単純にミニバスは6分4クォーターの計24分のゲーム
出場する選手は両チームで計 20人ですから単純計算で平均して2,3分だけボールを持つ機会がある計算になります。

つまり残りの20分以上はボールを持っていない時間です。

この時間にどうバスケのゲームに取り組むかがレベルアップの鍵となります。

ただボールを持っている時だけプレーするではゲームそのものの半分もできていないことになります。
ボールを持つ前に勝負は始まっており、ボールを持った時には半分勝負が決しているのです。

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スペーシングの考え方

ここでファンダメンタルの次の段階として頭に入れておきたいのがスペーシングという考え方になります。

単純に言うとコートの中を5人がシェアし合わなければチームとしてかえって邪魔になる場面がある。
お互いに邪魔しない距離感を保つことがバスケをしやすくするということです。

チームメイトがいるという事は逆にその人をマークするディフェンスもいることになる。スペーシングが間違っていればかえってディフェンスが有利な状況になってしまうとなります。

基本的なスペーシングの考え

今現在 NBA や海外バスケットで基本となっているのは4アウト1インの形です。
「ストレッチ4」という言葉を聞いたことがありますか?
本来インサイドをプレイするべき大きい選手が外に出てプレイをし、身体をストレッチして伸ばすようにオフェンススペースを外側に広げるという意味でストレッチ4です。

これに1 インのインサイドプレーヤーがピックアンドロールをかけて動き出していくというのが最近のオフェンスの流れです。

ただこちらはスリーポイントシュートというルールがあり、また「期待値」と言う考え方が出てきたために流行りのスタイルとなっているというのがあります。
期待値についてはコチラの記事⇊

2ガードの4アウト1イン
1ガードの4アウト1イン

ミニバス推奨のスペーシングの考え

ミニバスで推奨されているのは「ファイブアウト」の形です。

5アウト

・ミニバスはスリーポイントシュートがない
・育成年代のプレイヤーということもあり「単純にポジションを決めつけるのはお勧めしない」という考えがある
・今現在身長の大きいプレイヤーもインサイドプレーに固執してドライブをしていくような技術を練習しないのではプレーの幅が広がらない
・今身長が大きいプレイヤーかもしれないが成長が早いだけかもしれない

など理由があり最終的には

全てのプレーを育成年代のうちに経験させておくことが大事と言った考えになります

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私のチームの実際

私自身のチームはと言うと「4アウト1イン」の形をさせるようにしています。

勿論ファイブアウトの考えも念頭に置いた上でです。
1 インのプレイヤーにもしっかりとアウトサイドのプレイを練習させる。

アウトサイドをプレーをする機会があればどんどんプレーをさせるという前提で、機会をしっかり与えながら「4アウト1イン」の形をさせていると言ったのが正直なところです。

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スペーシングのまとめ

いかがだったでしょうか?
このスペーシングの考えを元にした形を作りながらチームでエリアをシェアし、大前提のボールを持ったら一対一を仕掛けていくというものがバスケの動きの基本になります。ミニバスもコチラの考えを持つことは大事です。

皆さんも是非実践してみてくださいね。
さらに育成年代で実践してほしいプレーの紹介はコチラ⇊

プレーヤの方もコーチの方も日々アップデートで頑張っていきましょうね。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

———リンク紹介———

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

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