ゼロケンです。
今回は私が日々お伝えしているミニバス、ミニバスケットボール。そもそもバスケットボール、バスケて何?どんなスポーツなの?といった根本的なところを一緒に考えてみたいと思います。
究極の場所取りゲーム
私はバスケとはと問われると究極の場所取りゲームと答えます。
ズレを作るための場所取りゲーム。
ミニバスにおいては3ポイントシュートがありませんから特に顕著です。
根本は一見単純なようですがこのことに100年以上も技術戦術の研究開発がなされいまだに進化を遂げているのですからバスケットボールの奥深さはすごいものです。
バスケのコーチは当然ながらバスケの知識と技術というのを教えなければいけません。
自身のバスケ観も持っていたいですね。
もう一つ教えていきたいカルチャー
もう一つバスケの文化(カルチャー)も教えていきたいですね。
1891年に始まったバスケットボール。
アメリカから広まったスポーツが今や世界で行われ
日本人もNBAでプレーするようになった流れ。
5×5だけでなくストリートから発祥した3×3の文化。
コーチは文化の継承をしているのだと気合を入れていきたいですね。
バスケは一番得点が入るスポーツなのか?
バスケットボールはスポーツの中でも一番といえるほど点数(得点)が入るスポーツなのですが細かく見るとそうでもないことが分かります。
例えば100対100のゲームがあったとします。
単純に一本のシュート(フィールドゴール)は2点ですので100点のゲームだったら50得点になります。
50対50です。
バレーボールはどうでしょう。ラリーポイント制で25点の5セットマッチだと3セットとったチームが勝ちですね。
25得点が3セットだと75得点ですね。
バドミントンや卓球も同様ですが決してバスケットボールが得点を取りまくるスポーツであるとは言い切れないですね。
結局のところバスケはどんなスポーツなのか?
私は得点のパターンがたくさんあるスポーツといえると思います。
3ポイントシュート
2ポイントも様々ですね。
華やかなダンクシュート。レイアップシュート。ミドルジャンパー。フローター。
フリースロー
シュートに行くまでの過程も様々です。
ドリブルから
アシストから
バスケットカウントもあります。
得点がいっぱい入るというよりもシュートパターンがいっぱいあるというほうが私にはしっくりきます。
ですから得点ばかりに目を向けてやるだけでなくやはりディフェンスも頭に入れて教えていかなければいけないと思います。
オフェンスは場所取りを意識しながら色んなシュートバリエーションを身につけることが大事です。
ディフェンスは場所取りを意識しながら色んなシュートバリエーションに対応して守る能力を身につけることが大事です。
場所取りだって細かい
単純に場所取りといっても様々な考えがあります。
バスケットはゴールラインというボールとゴールを結ぶ仮想のラインを奪い合います。
細かく見ていくと
一対一のディフェンスとオフェンスの駆け引きはズレを作ってゴールラインをとる場所取りの攻防
チームオフェンスは一番初めに勉強する
パスエンドランでもボールを持っていない状態でゴールに走り込んでズレを作ってパスをもらう場所取りの戦術。
スクリーンプレイも意図的に壁を作りそれを利用してズレを生み出す場所取りの攻防になります。
ここまでくるとズラし合いなんだからゴールラインだけに注目していればよいのかというと
ここからがさらに面白い部分でたとえゴールライン上にディフェンスをしていても
前後のずれ間隔が空きすぎるとシュートを打たれてしまいます。
場所取りも左右の場所取りだけでなく前後の間合いまで関係してきますね。
ズラし合いを争ったがゆえに起きてくる更なる攻防です。楽しい!
他にも場所取り
また場所取りという考えからいくと
速攻ファーストブレイクの考えも相手より先にゴール下の場所を取りに行くと言えます。
ゴール下の攻防では身長などの高さの考えが出てきます。
相手よりも高い位置でボールを持つことはそのまま高さのズレを作っているといえます。
場所取りの究極がいかにアウトナンバーを作るかになり作らせないかになります。
勿論最終的には一対一の個人スキルになりますので色んな得点パターン(シュートバリエーション)を身につけておきたいですね。
コーチはこのズラしの考え方を頭に入れてゲームの展開を考える。
そのための練習を組んで行くという考えをお勧めします。
まとめ
今回はミニバスに限らずバスケの根本について考えてみました。
考えるより体動かしてバスケする方が断然楽しいですけどね。
勝ち上がるためにも理論武装も頑張っていきたいですね。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。