ミニバスケットボール、バスケにおいて個人技能のことをファンダメンタルといいます。
チームスポーツとはいえ個人個人のスキルが無ければチーム強化は出来ない。
ミニバスにおける「ボールをもらうための技能」である「トリプルスレットポジション」「ストップ」「ミート」について解説します。
ゼロケンです。
今回はミニバス初心者が是非身に付けてほしい技能
「トリプルスレットポジション」
についてお伝えさせていただきます。
コチラの記事をご覧頂く事で
1:ファンダメンタルについて理解できる
2:トリプルスレットポジションについて理解できる
3:止まり方とボールミートについて理解できる
とミニバスに関する基本中の基本を理解することができます。
また体育館だけでなく自宅で練習をする場合でも
狭いスペースの中で十分練習可能ですので
是非最後までご覧ください。
大事なキーワードは「ファンダメンタル」
近年のミニバスに限らず
バスケで一番重要視されているキーワードは「ファンダメンタル」です。
ファンダメンタル:fundamental
基本の、基礎の、根源の、根本的な、根本からの、本来的な、重要な、主要な、必須で、なくてはならなくて
引用:Weblio辞典
基本となる個人技能ですね。
ボールを保持するまでの一連の流れ
「ファンダメンタル」と言ってもたくさんあります。
パス、ドリブル、シュート、リバンド、フットワーク、ハンドリングetc。。。
その中でも今回はボールを保持するまでの一連の流れとスキルを紹介します。
最終的に辿り着きたいプレーは
「トリプルスレットポジション」です。
ここまでの一連のプレーになります
流れの中で把握してください。
トリプルスレットを作るまでの一連の流れ
ミニバス初心者によくある光景ですが
「ボールを持ってから何かしようとする」「ボールを持っていない間はボーっと立っているだけ」
があります。
バスケはこのボールを持つまでにもたくさんのスキルがあります。
1:トリプルスレットポジション
2:ストップ
3:ボールミート
トリプルスレット
ボールをもらう流れで一番大事なキーワードが「トリプルスレット」
ボールをもらう段階としてはコチラが終着点です。
スレットとは「脅威」という意味です。
「バスケにおける3つの脅威」とは
1:シュート
2:ドリブル
3:パス
ですが
「こに3つの脅威をつくることがスムーズにできる姿勢」
を
「トリプルスレットポジション」といいます。
「バスケットボールスタンス」なんてもいいますね。
コチラ非常に重要です!
これができるか否かで「バスケ人生を大きく左右する」
ぐらい重要ですので是非習慣づけて身につけてください。
トリプルスレットポジションの参考図解です
肩の前の説明
腰の前の説明
ネットでも説明の画像を探すとこの2種類の説明があります。
ボールの位置は違えど、どちらでも
「トリプルスレット」で間違いはないです。
ディフェンスの状態で肩の前に持ってきても相手に取られない状態ならばこちらの方がシュートしやすい。
ディフェンスの状態で肩まで持ってこれないなら腰の前に持ってきてボールを守るを優先する。
でよいです。
引用:小さい選手が大きい選手に勝つための バスケットボール・スキル 監修:富樫英樹
初心者の段階ではこちらで十分ですが
ボールを持つまででもたくさんあります。
ボールミート
ボールをその場でもらうのではなく
ボールに向かっていくようにもらいに行こうという考えが
「ボールミート」です。
はじめになぜ「ボールミート」が必要なのかです
ボールをその場でもらおうとします。
当然マークしているディフェンスがいるわけですが
「ディフェンスはボールを奪いたい」
わけですから、パスするコースに相手のディフェンスが入れるならば
ボールを奪う動きをしてきます。
結果ボールはカットされてしまいます。
それを避けるために
バスケの初歩の技能として
「相手がパスコースに入りボールを奪う事を避けるため、ボールに近づくように飛び出していきボールをキャッチする」
⇊
「ボールミート」になります。
ミートストップ
ボールミートにより無事にボールに触れることができたわけですが
「ボールに触れた後」
向かって移動した体の勢いを止めるための
技能もあります。
(勢いをそのまま利用するパターンもありますが今回はしっかりと止まるパターンです)
1:スライドストップ
2:ジャンプストップ
この二つで初めの段階はOKです。
1:スライドストップ
2:ジャンプストップ
スライドストップとジャンプストップ
それぞれにメリットデメリットはありますが
スライドストップは一番基本的な止まり方になります。
スライドストップは足が1、2の要領で止ります
人間の歩く走るの要領ですので止まりやすいです
さらに勢いのついた状態でボールをもらうなどの時はもらいやすく止まりやすいです
しかしピボットフット(軸足)フリーフット(動かせる足)が相手にもわかってしまうため
バスケの攻防、駆け引きという点では
ディフェンスにとっても準備しやすく守りやすいとなります。
対してジャンプストップはより高度と言えますが
その分練習も必要ですし筋力もより必要です。
ジャンプストップは足が1、2同時になります
ケンケンパの「パ」の要領で人間生活で使用頻度が少ないためより専門的です。
またスライドストップより「ぐっとこらえて止まる分ん筋力も必要」です。
バスケのルール上両足で着地した場合
ピボットフット(軸足)が決まっていない状態で
⇊
次に動かした足、浮かせた片足がフリーフット(動かせる足)
コートについている片足、反対側がピボットフット(軸足)に決まります。
軸足を選手が決められるのですから
選手も有利な方を選べばよいわけですし
相手のディフェンスもどちらの足でピボットしてくるのか読みづらくなります。
是非一対一の場面ではこの「ジャンプストップ」
をしてほしいのですが
ミニバスの低学年は中々身につかないです。
コツコツと習慣づけることが重要です。
低学年や初心者の段階では
試合に出るときなどは何度もボールが回ってくるわけではありません。
せっかく回ってきたボールが
「すぐ相手に取られてしまう」
ようではコーチからも選手からの信頼も薄くなりボールが回ってこなくなります。
ドリブルやシュートの前に
「最低限相手に取られることなく味方に返すことができる」
という技術を初歩の段階でより重要してください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この次の段階としてピボット、ドリブル、パス、シュートなど
より実践的なファンダメンタルの取得に取り組む段階になってきます。
初歩の技術から順序だてて身につけていくことは大事です。
自宅でも出来る練習ですので頑張ってくださいね。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。
———リンク紹介———
ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会