バスケ育成環境ミニバスU12/コーチングとティーチングは違う

戦略メンタル的理論練習と理論

スポーツにおいて教育現場での学校の先生が行う「チーティング」とクラブチームのコーチが行う「コーチング」は明確に役割が違う。という記事

ゼロケンです

今回の記事は学校の先生とコーチはそもそも役割が違う。
いわゆる「育てる」のキーワードにもたくさんの意味が含まれる。

バスケにおいても教える側も教わる側も明確に意味と役割を認識し育成現場に関わることが大切なことをお伝えさせていただきます。

こちらをご覧いただくことで

1:先生に教えてもらうということはどういうことなのかわかる
2:コーチに教えてもらうことはどういうことかわかる
3:その他育てるに関する認識がはっきりする

ですので是非最後までご覧くださいね。

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「育てる」のキーワード

他の記事でもお伝えさえていただいたのですが

ミニバスU12バスケ育成環境/部活とクラブチームは違うのだと選手側も認識する

今一度「育てる」に関するキーワードを整理させていただきます。

養成:
(例:エンジニアの養成)知識を与えて育てること。育てるゴールが具体的。
教育:
(例:エンジニア教育、人材教育、学校教育)育てることの総称。学生に知識を与え、個人の能力を伸ばすことにも使われる
育成:
(例:人材の育成)立派に育てあげること。育てるゴールが抽象的で曖昧。

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「ティーチング」と「コーチング」

教育に関する役割を担うのが教育機関である学校の先生ですね。
教育のプロ、聖職者、学校の先生が行うのは「ティーチング」です。

「ティーチング」

ティーチングは、「教える」を意味するティーチ(teach)が語源であり、学校で先生が生徒に教育するように、知識やスキル、問題の解決方法を、対象者に一方的に教えることで目標達成を促していきます。

重要なキーワードとしては「一方的に教えることで目標達成を促していきます」です。

「コーチング」

一方似たような意味であありますが
「コーチング」は明確に違います。

「馬車」を意味するコーチ(coach)が語源とされており「馬車」が人を目的地に届ける役割を果たすことから、コーチは対象者の目標達成を支援するという意味が込められて使われるようになりました。
スポーツで選手をサポートするコーチから企業で人材育成を行うコーチ、そして資格としても近年注目される。

重要なキーワードとしては、目標を達成するためにどうしたらよいかの答えは、対象者の中にある。というスタンスを取り、「目標達成を支援すること」です。

当然「コーチだから支援だけで、教えることは無い」という事ではなく
下図のように同じ役割の部分もあるのが大前提ですのでお間違え無いようにしてください。

曖昧な関わり方が矛盾を生んでくる

学習塾と学校の勉強が明確に違い役割も違うのと同じですね。

ここからは私が普段担っているスポーツ少年団やクラブチーム目線でお伝えさえていただきます。先生目線でのご意見などとは別のものだと前置きさせていただきます。

ミニバスやスポーツ現場で間違ってはいけない事は

部活動で先生が教える「ティーチング」
クラブチームやスポーツ少年団で行うコーチが行う「コーチング」は明確に違う。
教わる側もはっきりとした「分別の意識」を持っていなければ矛盾が生じてくる。という事です。

初歩の段階で選手父母目線とコーチ目線で起こりうる矛盾

クラブチームやスポーツ少年団は教育機関ではないため
「挨拶、礼儀、人の話を聞く」など人間生活に最低限必要な資質は学校や家庭で既に身に付けて活動に参加するものなのです。

学校部活のように先生に預けておけば
「挨拶、礼儀、人の話を聞く」を教えてもらえるという考えは間違っているのです。

「プレーや指導に関して」選手父母目線とコーチ目線起こりうる矛盾

学校部活のように全ての選手に一律に「教える」ことは無い。
中学まではいわゆる義務教育であり「全てのものが一律に教育を受けられる権利があり、部活動はその中の活動である」
一方クラブチームやスポーツ少年団は教育機関ではないため全ての選手に一律に「関わる」ことは無いのです。

あくまでもコーチングの役割が「目標達成を支援すること」であり「教える」ではない。
目標や目的は人それぞれであくまでも選手が求めるものに対して「支援する」
連れてこられているだけのやる気のないものに「支援する」役割は無い。

ただしコーチ側も「一方的にコーチング」だからと終わらせることなく、最低限必要な人間力。
人として最低限の要素が満たされてない対象には「時としてティーチング」の要素を取り出し教えてく必要がある。

他のところで解決できる場所が無い。
などコーチ側が感じるのであればコーチがその役割を補っていく事は必要であると思います。

「指導者そのものに関して」選手父母目線とコーチ目線起こりうる矛盾

コーチは指導者のライセンスは保持するものの教育現場の資格を持っているとは限らない「聖職たる教員とはそもそも立場が違う」ことも認識しておかないといけません。

また
「コーチだから素晴らしい」「コーチだから何でも知っている」
は有り得ない。

大切なことは「そのコーチが何をもたらしてくれるのか?」「そのコーチがどういった理念を持っているのか?」
でありその差はコーチごとに大きく違うという事です。

言葉として「コーチ」と一括りになっているだけなのです。

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他にもある「育てる」の関わり方

他にも「育てる」に関する役割があるものをご紹介します。
よく耳にする言葉だと思いますが知識として読んでいただく程度でよいと思います。

カウンセリング

カウンセリングは対象の問題を解決するために行われる。
手法としては、対象の過去を遡り、なぜその問題が発生したのか検討し解決していきます。
どちらかというと、マイナスをゼロにしてあげるイメージです。

主に医療機関で行われる精神療法の手法ですね。

コンサルティング

コンサルティングは対象にヒアリングし、目標を達成するためにはどうしたらよいか代わりに行動計画を考えます。
そして考えた計画を対象に与えて実際に行ってもらう。

主にビジネスに使われる手法ですね。

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コーチングとティーチングは違うのまとめ

いかがだったでしょうか?私は現在ミニバスコーチです。

コーチの語源は馬車の意味であり選手をある目標まで送り届けるというのが語源であるように「教育」ではなく、スポーツ業界をカルチャーとして「育成」として関わっていかなければいけないといつも思っています。

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

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