ミニバスU12リズムアップで相手もチームも抜き去る バスケ

シュート・パス・ドリブル練習と理論

スポーツにおけるリズムとは何か説明し個人とチームにおけるリズムを認識。
個人においては単調なリズムでなくバスケの駆け引きの部分で使うリズムアップで打開していく方法を解説。
チームにおいてもリズムが存在し全体がリズムを合わせることでよりチーム力がアップすることを解説。

ゼロケンです

今回はバスケにおけるリズムについてお伝えさせていただきます。
こちらをご覧いただくことで

1:リズムの基本がわかる
2:スポーツにおけるリズムを認識することができる
3:リズムアップの概念を認識することで自分ペースのリズムをつかむことができる
4:リズムは個人だけでなくチームにも存在する

ということがわかりますので是非最後までご覧ください。

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リズム感が選手の一つの基準

私は街にミニバスが無い地区でチームを立ち上げ、全くの初心者たちへミニバスを指導するところからスタートさせました。

下記カテゴリで記事一覧⇊
ゼロから県大会の様子

長年選手を見ていると「リズム感」の良い選手は単純にバスケもうまい傾向にありますね!

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簡単なリズムの説明

私たちのチームでもよく行う簡単なリズムトレーニングを紹介します。

1:はじめは「きをつけ」の姿勢です
2:その場でジャンプ、足は「グーパー」「グーパー」連続
ー腕をアレンジしていきます!ー
3:両手を頭のてっぺん、肩の連続

スタートの状態
足の動き
腕の動き

◎上半身と下半身が「1,2のリズム!」ですね。
1,2,1,2・・・と8回連続でできればよいです。

*アレンジとして足を逆にしても大丈夫です
こちらは初級編ですからクリアできると思います!クリアしていただきたい。。。

逆バージョン

セカンドステップ

次のステップです
1:はじめは同じです
2:その場でジャンプ、足は「グーパー」「グーパー」連続
ー腕をアレンジしていきます!ー
3:両手を頭のてっぺん、肩、クロス、肩の連続です

◎下半身は「1,2のリズム!」上半身は「1、2、3,4のリズム!」ですね。
こちらも8回連続でできればよいです。

少しレベルアップしますがこちらもできると思います。

次が出来ない人います最終ステップ

次がうまくできる人できない人がはっきりしてきます。
最終ステップ
1:はじめは同じです
2:その場でジャンプ、足は「グーパー」「グーパー」連続
ー腕をアレンジしていきます!ー
3:両手を頭のてっぺん、肩、クロスの連続です

次で足が逆になります!!

最終的にまた初めに戻ります

◎下半身は「1,2のリズム!」上半身は「1、2、3のリズム!」ですね。
こちらは16回ぐらい試してください。

最後まで出来る人中々いません。

近年バスケでもコーディネーション能力というキーワードで重視されるようになり
コチラはそのうちの一つ「リズム」の能力になります。

コーディネーションは大きく7つあり
1:リズム
2:バランス
3:変換
4:反応
5:連結
6:定位
7:識別

一見バスケと関係のないような内容の運動でも
コーディネーション能力を鍛える事で「運動の転移」が起こり
結果的にバスケの個人技能も上がっていく。といった考えになります。

他のコーディネーションに関してはまた別の機会でご紹介します。

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スポーツにおけるリズムとリズムアップ

一般的な4拍子
ダンスの基本8ビート

スポーツと言いながらさらに音楽の説明ですが大事ですのでお付き合いください。

上の画像は音楽における一般的な4拍子ですね!

次の画像はダンスにおける一般的な8ビートになります。
ダンスでは音楽でいう4拍子×2の「8」が基本のリズムになりますので頭に入れておいてください。
また全体のテンポに当たる「BPM」もありますのでこちらもご認識ください。「Beats Per Minute(一分間に刻むテンポ)

全体のテンポにあたるBPM

バスケにおける自分のリズムと相手のリズム

個人の一対一をしている場面で面白いように自分のプレーができている時
「リズムがいい!」と感じるはずです。

逆にうまくいっていない時
「リズムが悪いな!」と感じるはずです。

このリズムですが思い通りのプレーをしているときは自分の身体の中にある「自分のリズム」でプレーをしています。

逆にうまくいかない時は「相手の身体の中にあるリズム」でプレーさせられてしまっているため「リズムが悪く」感じてしまうのです。

普段どう教えているか、ダンスのビートで

私がこのリズムを子供たちに教えるにあたって用いているのはダンスのビートという考え方の方です。

体を動かすので受け入れられやすいと思っているだけですが。

単純に8ビートで動いている人を止めようとする時に8ビートで対応していては相手の動きに同調するだけになってしまいます。

これを倍の16ビートにしてみてください。
相手が1ビート動く間にこちらが2ビートで動くことができ先手を取ることができるようになります。

私はこれをリズムアップ、ビートアップと教えていて
オフェンスでもディフェンスでも「リズムアップしていくことで先手を取れるんだよ!」

と説明しています。

一対一のドライブの場面で仕掛けていくときですが
8ビートのまま縦にドライブを仕掛けて行ってもうまく相手にリズムを合わされてしまい止められてしまうケースが多いです。

ここで8ビートから16ビートのドライブに一気にリズムアップしててみてください。
相手が8ビートのままディフェンスをしてきますからリズムが間に合いません。
結果的にキレイにドライブが決まります。

普段からドリブル、フットワークやディフェンスを8ビート、ビートアップした16ビートと切り替えられるように練習してください。

個人では飛躍的な駆け引き上手へレベルアップしていきます。

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チームでのリズム、クロックを合わせる

同じことがチーム全体でもいえるのですが

またスポーツ中継などでコーチがインタビューの際
敗因を語る時
「こちらのリズムでできなかった。相手をリズムに乗せてしまった」

と言っていることがあります。
こちらはチーム全体にリズムが存在するということになります。

ミニバスでよくある光景

ミニバスでよくある光景ですが
早いドリブルで仕掛けて抜いた後センターへの合わせのパスをする。

受ける側がキャッチできずにアウトオブバウンズで相手ボールになってしまう。
というケースよく見ますよね!

これはリズムアップしたドライブに対して
キャッチする側が自分ペースのゆっくりしたリズムで構えてしまい
リズムが互いにあっていない状態のためキャッチできないのです。

解決するにはキャッチする側がドライブのリズムを感じ

そのリズムに合わせていくというのが大事になります。

他にもバックドアプレーなどは決まると気持ちいい!!ぐらい綺麗に決まるのですが

こちらもお互いがうまく合わせないと逆にターンオーバーになってしまったりします。
何を合わせていくかですが「リズムとタイミング」ですね!

パソコンのクロック周波数や時計の針

私はパソコンのクロック周波数や時計の針のように全体が
チーム全体がベースのクロックを共有しガードがそのクロックを上げたらチーム全体で上げていく事がチームリズムを作っていくことが基本的な考えと思っています。

このベースのクロックが早いチームはスピードのあるチーム
リズムアップできる速いガードがいればもう一段ギアが上がるチーム

性能の遅いパソコンのように
ベースのクロックが遅いチームはスピードも遅いチーム
リズムアップできるガードがいなければ相手は単調なオフェンスやディフェンスになる

こちら側がチーム全体のリズムを上げていけば当然相手が対応できないプレイがどんどん生まれてくる。
と考えています。

日々の練習でこちらをチーム全体で意識させていく事は大変ですが急には出来ませんのでコツコツとやるしかないです。
また大事になるのがポイントガード司令塔です。

ゆっくりとしたリズムや一気にギアを上げていく
リズムを作り出す司令塔の役割は大きいです。

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スポーツにおけるリズムのまとめ

いかがだったでしょうか今回はリズムの考えをお伝えさせていただき
さらにリズムアップを意識することで個人もチーム全体もレベルアップしていく事をお伝えさせていただきました。

簡単には出来ませんが日々トレーニングです。

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

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