スポーツに関して小学生の時期は競技として本格的に取り組む初めての場所ですね。
ミニバスに限らずどんなスポーツでもです。
親も含めてスポーツとは何なのか覚えていく大事な期間でもあります。
今回はそもそも選手たちがなぜミニバスをするのか、コーチや指導者として教えていく側は何を大事にしなければいけないのかということを一緒に考えたいと思います。
こんにちはゼロケンです

ゼロケンです。
ところで子供は遊ぶこと大好きですね。
じっとしているのが超苦手!目の前の遊びを必死に探して後先のことを考えない。散々遊びまくって気がついたら家の中はぐちゃぐちゃ。
気がついたら外は真っ暗に。
今回コチラをご覧頂く事で
・始めたきっかけと継続している理由
・大人とは違う精神的特性
・トレーニングしていくポイント
を理解できますので是非最後までご覧ください。
小学生、子供の頭の中を考える
子供達がなぜバスケをやっているのか
1:始めたきっかけ
2:継続している理由
とに分けられますね。
1:始めたきっかけの部分ですがいろいろあると思います。
・お兄さんお姉さんがやっていたから
1:始めたきっかけ
・お父さんお母さんがやっているから
・仲の良い友達がやっているから
・好きなアニメを見てやってみたいと思ったから
・日本代表やNBAの試合を見て憧れて
など色々あると思いますがきっかけは案外単純なものが多いと思います。
2:継続している理由なぜ続けているかの部分です。
こちらはやってみて面白かったから楽しかったからになると思います。
一見当たり前なのですが
この事人間にとって重要な部分なのです。
子供じゃなくても人間はそもそも楽しいことしか続けることができません。
大人でも辛いことをやり続けて心を病んでしまう人もいます。
子供は素直な生き物ですから辛いものを続けるということはしませんしあからさまに顔に出しますね。
楽しいということが一番大事で初めの段階はこれで十分なのです。うまくできるとかできないとかは次の段階です!

大人とは違う精神的特性
もう少し小学生の頭の中を考えてみたいと思います。
そもそも子供は深く考えるとか後先考えるとかイメージできる能力が低い
脳の中も子供と大人は全く違います。
脳の中もまだ子供で、大人のようにこれをしたらどうなるとかイメージが苦手です。
また人間にとって大切な経験が無いのです。人生経験もないしバスケ経験もないです。
そこにコーチがテレビで見るプロチームのコーチみたいに指導してもうまくはいかないのは当然です。子供の集団なのですから大人と違った向き合い方を意識して指導していくのが大事ですね。
楽しいだけでは辿り着けない部分を求めてくる
子供達も月日がたちゲームや大会にも出るようになると楽しいから続けていくだけではうまくいかないことも出てきます。
ここで必要になってくる要素が「辛い中にも乗り越えた達成感を味わうために続ける」ということになってきます。
ここからがコーチの手腕ですね。
選手の気持ちの部分をしっかりとサポートしていきたいところですけど、中にははっきりとした意図もなくただ怒鳴るコーチも出てきますね。
今は昔みたく「スポーツは厳しくやるもんだ。社会に出ればもっと厳しいんだから。」
といった教え方ではうまくいきません。
子供なのですからイメージしろと言っても成功をした実体験がないのでイメージできません。成功体験がないから仕方がないです。

忍耐が美学といった時代ではない
さらに忍耐が美学といった時代でもありません。
こちらは社会の時代背景も影響しているといわれています。
昔の高度経済成長の時期は何をやっても国そのものが成長していくため何かに所属してさえいれば、その組織で不満があっても我慢さえしていればある程度の中流家族になることができましたね。
ですから学校でも組織からこぼれることなく所属し続けることが美化されそう教えられてきました。
ところがバブル崩壊しリーマンショックを迎え社会そのものが混沌としはじめ終身雇用はなくなり非正規雇用が増え組織に所属しようが明日はわからない。
未来が見えにくい時代になっています。
このような今の子達に「頑張ればよいことがある!つらい先にはいいことがあるぞ!」といってもポーカーんとなってしまいます。実感がわかないし親だって今や実感無しです。
昔と今は子供の心理状況も変わっているんですね。
じゃあなぜやるの?
ここで初めのきっかけの部分に戻ります。
バスケット人生をスタートしたばかりの子どもたちにつらいことをいきなり乗り越えていけ!勝つためにやらなければいけないと教えていくことは正しいとは言えないと思います。
子供達は勝ちたいからやるのではなく楽しいからやりたい。
目の前のゲームで大会で勝った時の喜びがあ味わえ楽しいからやりたい。
勝つためにではなく勝って喜びたいと思っています。
ミニバスのコーチは特にこの根本の部分を大切にして教えていきたいですね。
子供たちに具体的にどう取り組んでいくか
それではどう具体的に取り組んでいけばよいのかですが
初めの段階はゲームで勝った経験もありません。
練習試合の経験大会の経験もありませんからその段階で勝て勝てと言っても子供達は何をすればいいのか。
そもそも分かっていません。
自分が練習で出来たことが試合でもできることがうれしいし楽しい。
自分の行動が間違っていなかったとの自己肯定感を味わう。
1:「こうすればうまくいくよ。こうすればきっと勝てるよバスケットだから」うまくいく方法を伝え練習する。
2:練習で成功を味わう。
3:成功したものを試合で出せるように技術とメンタルを確認する。
4:練習試合でできた。
5:成功の経験でさらに大会で成功出来た。
この流れをチームでできるようにしていくのがいいですね。
子供達はうまくいった時の成功体験というものはとても気持ちよく感じます。ドーパミン出まくりです!成功した体験をもっと積み上げ自己肯定を強固にしていきたいと自ら思ってきます。
選手がうまくプレーできない時にコーチが
「何で出来ないんだ!」
だけではコーチの役割としては不足です。
解決するまでを導いていく姿勢が指導していく側は大事だと思います。
まとめ
今回はミニバスを始めるきっかけや継続させること。
子供の気持ちについて考えてみました。
コーチはスポーツに関しては産みの親ですね。
親として選手を厳しくも優しく育てていきたいですね。
さらに心理学の面から見たコーチングについても記事にしていますので是非ご覧ください。
【ミニバス子供のキモチ 】大人目線と子供目線でコーチング 多様な見方で選手と接する
覚悟があれば大丈夫です。 私にだって出来たんですから。今回はここまでです。