ハラスメントについて考える
コーチをする上で考えないといけない現代社会の問題
また選手側も事前の認識を持っておくことが大事。
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ゼロケンです
今回は現代のミニバスの現場でも避けては通れない
「ハラスメント」についてお伝えしたいと思います。
令和の時代のコーチとチームを目指していこう
時代は「令和」ですから
「いわゆる昔ながらの指導」というのは
コーチ全員が卒業しよりよい指導者像を目指していかないといけないです。
この情報化社会
コーチ自身がスポーツ業界の最先端に触れ
令和の時代のコーチングを目指していかないといけないです。
また選手だって父母だって
「自分の子供だからとスパルタで接するのではなく」
令和の時代に合った個人、チームへの携わり方をしていくように考えていく事が大事です。
最終的に選手が一番恩恵を受ける事が理想!
今年はオリンピックイヤーですから
(の予定でしたが。。。)
大転換を迎えてもいい年ですね
激変に対応していくのはまずコーチ
率先して変わっていく姿勢を見せていきたいですね。
社会生活でもこんなにあるハラスメント
ウィキペディアの引用ですがハラスメントってこんなにあるのですね。
wikipediaより/ハラスメント/嫌がらせ
時代とともに「嫌がらせ」の類型は変化する。詳細は各ページを参考。
パワーハラスメント – 厚生労働省の定義では、職場内での優位性を元にして苦痛を与えることで、暴力、暴言、仲間はずれ、過大・過少要求、プライバシーの侵害に大きく分かれる。
セクシャルハラスメント – 「相手の意に反する性的言動によって、働く上で不利益を被ったり、『性的な言動』によって就業環境が妨げられること」を指す。
モラルハラスメント – モラルを根拠とする嫌がらせ。アルコールハラスメント – 飲酒に絡む迷惑行為、特に一気飲みの強要によって死者も出たことから問題視されるようになった。
スモークハラスメント – タバコ煙による健康被害が意識され、受動喫煙防止を怠ることや受動喫煙対策を求めた者に対する不当解雇や嫌がらせ等が問題となった。
スメルハラスメント – ニオイによるハラスメント。サービス業の規定やマナーブックに記載されるようになっており、特に口臭や体臭が問題視されている。
ドクターハラスメント – 医師による患者に対するハラスメント。インフォームド・コンセントのような医者と患者の関係が問い直される議論に関連して問題となった。
レリジャスハラスメント – 宗教や信仰を理由とすることから問題となっている。
ブラッドタイプ・ハラスメント – 血液型を理由に差別が起こること。日本語圏の言葉。
エレクトロニック・ハラスメント – 電子技術を使用した嫌がらせ行為。
マタニティハラスメント – 妊婦に対する職場からの嫌がらせ行為。
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以前東京に住む同級生が里帰りした際に話していましたが
今都会では仕事で部下に話すとき
このハラスメント問題があり毎回ドキドキだと話していました。
組織の部下だけでなく
上司も含め社会全体でハラスメントが注目されているという事ですね。
厚生労働省 雇用環境・均等局「パワーハラスメントの定義について」
厚労省発表の資料を参考に貼り付けておきます⇊
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パワーハラスメントに当たりうる6類型⇊
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スポーツ界における暴力行為根絶宣言
2013年頃には
マスコミ界でスポーツに対する暴力の問題視が注目され
その後日本スポーツ協会で
「暴力根絶について」
発信がされさらに注目されるようになってきました。
2013(H25)年 4月
スポーツ界における暴力行為根絶宣言(公財)日本体育協会(現日本スポーツ協会)
宣言の文書を下記からダウンロードできます⇊
*PDFです
スポーツ界における暴力行為根絶宣言
「クリーンバスケット、クリーン・ザ・ゲーム ~暴力暴言根絶~ 」バスケ協会が提唱2019
![](https://i0.wp.com/coachzeroken.com/wp-content/uploads/2020/10/4a44f2e89226e8d5e7f3f815fda19338.jpg?resize=301%2C414&ssl=1)
バスケにおいても
「ハラスメント」のニュースは話題に上がってしまいました。
・強豪部活動での自殺報道
・留学生による審判への暴力行為
他。。。。
その様な背景から「JBA 公益財団法人日本バスケットボール協会」
でも
クリーンバスケット、クリーン・ザ・ゲーム
の宣言をするに至っています。
現場でのハラスメントを考えてみる
現場でもうないでしょ!の光景
こちらはもうないと思いますが暴力をふるうパターンですね。
叩いたり蹴ったり。。。
私は昭和生まれの中年オヤジですが
昔は確かにありました!
私もされました!
というか皆多かれ少なかれされたと思います。
しかし社会がそれを許していた時代ですね
された方した方も当たり前と思っていた時代。
日本は戦時の軍隊のイメージ
が色濃く残っていたといわれています。
軍隊のように耐え忍ぶことが美学である!!
今では絶対許されませんので論外とさせていただきます
ミニバスのライセンスも発覚で
「一発取り消し」です!
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今でもよく目にするパワハラの光景
ミニバスでよくある光景なのですが
選手を怒鳴り散らすコーチ!
パターンを見てみると
・自分自身のイメージ通り選手が動かないからイライラして怒るパターン。
・大人だったら当たり前のことでも子供たちはできない。
子供の目線に立てずに「何で出来ないんだ」と理解できていないパターン。
企業で言うとワンマン社長のような権威をもつものに対して
全ての人がビクビクしてしまうような感じでしょう。
そもそもですがスポーツですから全ての人が楽しまなければいけない
コーチ自身だって教えることを楽しまなければいけないです。
ちなみに叱ると怒るは違うのか
以前私が受講したJBAでの研修
怒るも叱るもダメだと言われました。
ちなみに
「怒る」は自身の感情を抑えられず表に出すこと。
wikipedia
「叱る」は目下の者の言動に対し欠点を強くとがめ戒めること。
「子供を怒るのではなく子供を叱るように」
と言われるのは
「叱る」は子供のことを思い指導することをいうためであるようです。
ただ、選手は上記のように「目下の者の言動に対し」ではない
→
目下のもの、部下ではなく
接する対象は選手ですから
偉い偉くないといった次元でなく接しないといけませんね。
実際の研修のところでは叱るもダメなのではなく
→
威圧的な言動はいけないよというニュアンスでした。
ミニバスの現場では
実際に試合の時
ミニバスはタイムアウト45秒しかありませんので(令和から改定になりました)
大きな声ではっきりと短く指示を伝えることは必要です。
その際口調も荒くなってしまうこともあります。
ここで選手が
「威圧と感じるのか」
「強い口調だがアドバイスと感じるのか」
が大事なポイントです。
普段の練習の時には少なくとも威圧的な口調は無くし
また強い言葉でも違和感なく選手が受け止めれるような
信頼関係を築いておくことが必要ですね。
こうなる原因、根本
私が核心をもって言えることですが
こうなってしまう一番の要因は
単なるコーチの勉強不足です
コーチングスキルの不足の一言です。
今言われているのは、コーチ自身がうまく
「言語化できずに」
⇊
「選手に良い言葉をチョイスできない」
⇊
「怒鳴ることで伝えた気分になれる」
流れが多いとのこと。
今現在は目覚しい情報化社会!
コーチングに関しても様々な研究発表がされていて
勉強をしようと思えば
いくらでも怒らないでコーチングできます。
コーチングテクニックだって無料でいくらでも
情報は入手できます。
「私はボランティアだから時間がないなどとコーチ自身が逃げ場を作らず」
ボランティアコーチだってプライドあるよ!のメンタルで
Bestコーチを目指す中に
⇊
Goodコーチ
になっていってほしいと願っています。
サポートする父母だってチームの構成者
また社会全体がハラスメントはいけないと
今や常識になっていますから
選手を支える側の父母会、サポーターも堂々と
ハラスメントに関しては声をあげられる組織にならないといけないですね。
それでしっかりとした組織を構築できないならば
⇊
「組織を統率できない。リーダーとしての能力がない裏付け」
なのです。
コーチであればはっきりと資質に欠けます。
「コーチングでなくハラスメントでしかチームをコントロールできない」
のですから。
まとめ
いかがだったでしょうか?
未来を担う子供たちがミニバスを通じて成長してくれる。
他のスポーツでなく文化的なジャンルでなくミニバスケットで。
今やNBAに日本人だっている。オリンピックだってある。
楽しすぎる環境バスケット!!
コーチは楽しい組織づくりに励みたいですね。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。
———リンク紹介———
ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会