ミニバスを好きになってほしい 私がコーチする際に大切にしているポイント バスケットボールU12

運営と登録ルールや準備

ゼロケンです
今回は私が10年以上ミニバスの指導をしてきた中で気が付いた
私なりのコーチとしてのポイントをご紹介したいと思います。

私が学んできたことや考えは記事として随時アップしていますので是非ご覧ください。

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戦略メンタル的理論

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大人とは全く違う成長速度

バスケットボールというチームスポーツですからメディアで目にするものはNBAだったりBリーグが多いですね。
参考にする動画も大人が実践する物などが圧倒的に多いです。

ただ。。。
ミニバスに関しては実践するのは小学生のまだまだ発達の途中の子供です。
当然参考にできるものは多いのですが

誰がやるために参考にするのか?

を見誤らないようにしないといけません。

大人が10㎝伸びたら奇跡

子供は1年もあれば、平気で身長が5cm10cm伸びますよね!
ここで大事なポイントですが
子供は体だけでなく
心の中も同じように5cm10cmと成長しているということです。

大人は5cmすら伸びることはありませんから
大人の感覚考え方、大人の常識を
子供達に当てはめて考えてはいけないということです。

ミニバスチームに入り始めた当時は文字通り
初めは走ることも飛ぶこともぎこちない子がいます。

当然ボールを扱うことは二の次の状態です

私自身毎年何人もの子供達を
ミニバスから送り出してきましたが
「これだけは間違いなく言える」ということもあります。

バスケにまじめに取り組んだ子供は
6年生の最後の試合必ず今までで一番いいバスケをしてくれます。

選手たちは間違いなく成長します。
ただし私の理想通りに育ってくれないパターンも残念ながらあることは事実です。

それは
選手がまじめに、真摯に取り組めなかったパターン
はどこか不完全燃焼で終わってしまう。
です!

私が感じているこの選手の分かれ目なのですが

バスケに向き合う純粋さ素直さにかってきます

性格や家庭環境など要因は様々あるのでしょうが
バスケに対してだけは
まっすぐに向き合ってほしいといつも願っています。
バスケ以外でいろんなことがあってもコートの中だけはバスケのルールがあるだけですから
それもスポーツの良い所です。

コーチが気を付けるポイント

当然ですが

コーチ自身もバスケにまっすぐ取り組んでいるか!?

も大切なポイントです。

ミニバスコーチは様々な事情で引き受けておられると思います
コーチングだって誰しもやったことなんてありません。
始めは皆初心者です
へたくそだっていいんです!
コーチだって一つ一つ学んでいく姿勢が大切です。

今までの経験だけでやっていこう。
前の選手が出来たのになぜできないんだ。


コーチが考えることをやめた時点で
チームの成長は止まってしまいます。

心と心のつながりの中でコーチング

コーチと選手またコーチと父母で
心と心のつながりの中で信頼関係を共有しあいながら
チームを運営していく事も大切なポイントです。

学術的には「ラポール」といいますね。
ラポールとは 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

一見技術の伝達だけで見落とされがちですが
この信頼関係ができていなければどこか歯車が狂ってきます。
こちらが伝えたいことが100%伝わらない
選手を想って
発言したことが逆に曲がった捉え方をされてマイナスになってしまう。

最終的に子供達が課題を解決しきれずに
ミニバスを卒業ということになってしまいます

大抵こういった選手を追ってみると
中学校でバスケを続けていても同じ課題を引きずっています。

あえて変わるパターンをお伝えしますが
新しい中学校やチームで
新しいコーチと出会い(現在は大抵部活動の顧問です)
強烈に自身を改革していった場合

大きく選手が変わってくることはあります。
ただし
バスケ専門でやってきた顧問
一流のスポーツ指導ノウハウを持つ顧問

の方と出逢うこと自体が奇跡のようなもので
こうなると本人の運とも言えます。

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技術的なコーチングのポイント

私は決して難しい技術やスキルの伝達ではなく
大きなポイントとして
ディフェンスを好きになる選手になって欲しいと指導しています。

バスケをやっている人にとって
「オフェンスが嫌い」
という選手はなかなかいないと思います。

中にはいるかもしれませんが珍しいパターンです。

バスケにおいては理論上
オフェンスとディフェンスは半々でチームに訪れます。

オフェンスが最大24秒で訪れ
その後ディフェンスは最大24秒訪れる

これが4クォーター繰り返されるゲームなわけですから
バスケにおいては半分ディフェンス
半分オフェンスです。

「ディフェンスは嫌いだけどオフェンスは大好き」
ということになると
バスケットの半分は好きだけど半分は嫌いということになりますね。

せっかくだから全部好きになってほしい!です

また
ディフェンスはバスケにおいて非常に重要な要素です
このディフェンスを制するチームが間違いなく勝利に近づきます。

ただしミニバスにおいては
成長期特有の体格の違い、運動能力の違い、チームの学年構成による年代の違い
など
各チームで様々な競技だけではない差が出やすい
です。

極端にいうと
ディフェンスをさぼっていても最終的に手を挙げるだけでシュートをブロックできたりなど出来てしまいます。
オフェンスだけに注力していればある程度勝ち上がったりすることもできてしまいます。

ですが
小学校時代だからそれだけでいいと思わずに
子供達に訪れるこれから長いかもしれないバスケット人生において

バスケの50%であるディフェンスも含めて好きになって欲しいと願っています。

オフェンスはほぼ誰でも大好きですから
ディフェンスを好きになることができれば
バスケを100%好きになったと言ってよいです。

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ミニバスを好きになってほしい 私がコーチする際に大切にしているポイントまとめ

いかがだったでしょうか?

JBA の変革に伴い学生バスケット、ミニバスも激変の時期を迎えています。
またメディアでは様々な情報も溢れていますが
指導する側プレーする側、父母の側も
是非ご自身のバスケに対する
「曲げられない信念」をもって取り組んで見て頂きたいと願っています。

覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

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ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

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