ミニバス インサイドの合わせ基本チームオフェンス/スクリーンの前にミニバスケットボールU12

シュート・パス・ドリブル練習と理論

ミニバスにおいてスクリーンに頼らずチームオフェンスを展開するために
身に付けておきたいチームスキル。
一対一の個人スキルを重視しながらチームとしてのオフェンスパターンに
是非取り入れていただきたいプレーを説明。

ゼロケンです
ミニバスにおいて最も重視したい事は
個人スキルです。
ただしゲームとなれば
大人と同じとはいかないまでも
チームプレーを実践できるチームが強いです。
バスケはチームスポーツですから。

今回は「インサイドとの合わせ」というキーワードについてお伝えします。
ミニバスのカテゴリにおいてもチームプレーとして十分導入できて

さらに個人スキルも重視できます。
コチラの記事をご覧頂く事で

1:インサイドの合わせのプレーを認識することができる
2:インサイドをどのように動けばいいのか分かることができる
3:自信を持ってインサイドのプレーをすることがでる
4:アウトサイドの選手もうまくインサイドの選手と連携できる

ですので是非最後までご覧ください。

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ミニバスで重視したい個人スキル、ファンダメンタル

最近ミニバスにおいても
「ピックアンドロールPnR」のプレーを目にすることがあります。
NBAやBリーグを観れば
このPnRと3ポイントシュートがオフェンスの主流ですので
見本にして導入されるのだと思います。



私は過去記事でミニバスの育成観点から重視したいプレーをお伝えしています⇊

肝心なのは
ミニバスは育成年代の時期であり
「勝負」の面も当然ありますが
「育成」の観点が最も重要だという事です。

いきなり極論ですが
「スクリーンプレーは1ON1からオフェンスしない!」という選択の結果のプレーです。

最終的にアシストやドライブで1ON1じゃん!
と言われる方もおられると思いますが
「オフェンスのスタート、きっかけ作り」の面では
2対2ですね。

実戦で1対1の経験を積むチャンスを逃していると言えます。

空いていたスペースが
逆になくなる

このPnR
バスケとしては現在最も効率的なオフェンスとして知られ
プロも使う戦術です。

おそらくこのPnRを極めればミニバスのゲームでは
かなりのレベルのゲームができると思いますし
実際勝ち上がることもできると思います。

引用:youtube

ただ私がお伝えしたいことは
記事のはじめにもお伝えした
「ミニバスは育成年代の時期」ですから

ゲームで
「1ON1の個人スキルを伸ばす場面」
があるなら最も優先してさせてあげてほしいのです。

1ON1できる状況

先ほどのスペースがある場面では
迷わず1ON1を仕掛けてほしいですし
チームとしても
「1対1をしかけていけ!」
と是非声をかけていただきたいです。

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矛盾する理想現実とコーチの力の見せ所

「ゼロケンの理想はわかる」
「ただ先ほどのような1対1ばかりで試合をしていてもゲームでは勝てない」
「理想論と現実は違う」

おっしゃる通りです(*´Д`)

実際私もスクリーンは使います!
ただ「場面をチョイス」「やり方をチョイス」しています。

プロのチームは「勝つことが最重要」ですから
「勝利をつかむために最善の方法で試合をする」ことを目指します。
一方
育成年代のチームは「勝つこと」と「成長する事」両面を目指さないといけません
「勝利」ばかりを目指すことは「勝利至上主義」といわれますね。

ここに育成年代のコーチは「コーチの能力が試されます」
育成年代のコーチならではの「コーチの腕の見せ所です!」
「勝つこと」「成長させる事」を共存させる能力です!!

合わせのプレーをお勧めの考え

過去記事ではミニバスに関して
トリプルスレット、ミート、カッティングなどのプレーについてお伝えしました⇊

さて「ミニバスでは」「育成年代では」
1対1の個人のプレイを重視していこうとお伝えしましたが
だからとドリブルだけで攻めてよいという事ではありません
「実際のゲームでそれだけで勝てるほど」
バスケは単純なスポーツではないです。

相手はチームディフェンスで守ってくるわけですから
数的不利の状態を作られて無理やり攻めようととしても
うまくいかない事が「多い」です。
(多いというのは様々な場面がありますから、それでも決める場面も少ないがあるという事です)

また
バスケのオフェンスはドリブルだけでなく「アシスト」もありますから
「アシストが最善の場面でアシストを選択しない」
「個人だけでシュートを決める」

は「パスの状況判断スキルが足りない」と言えます。
個人スキルとして考えても「状況判断の成長をする考え」
としては最善ではありません。

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合わせ解説「ステイ」

そこで
「個人スキルを活かす場面を多く作る」
「チームプレーも行っていく」
事を実現できるチームオフェンスが

スクリーンを強調しないカッティングプレーになります。
強調しないとあえて言うのはスクリーンの場面にもなることはあるので
禁止や否定はしないという事です)

このカッティングに!
さらにインサイドとの「合わせのプレー」を使っていきます。

分かりやすいように
今回も2:2の場面です。

ドライブやカッティングによって
ボールがゴールに近づいてきます。

ここでインサイドとの合わせを使っていきます!!

ディフェンスはボールマンに対してカバーをしてきます

このカバーがゴール付近で発生した時
カバーに出ていったところの選手はノーマークになるので
アシストパスをもらうように準備

ボールマンは状況判断を的確に行った結果
ゴール下にアシスト

ノーマークの状態でゴール下のシュートに行ける
となります。

さらに状況判断としては
このカバーが来ない場合はボールマンがアシストを選択する必要はなく
「シュートを狙っていく」
が正しい判断で
「レイアップなのか」「フローターなのか」「ストップジャンパーなのか」etc.
それこそ個人スキルを伸ばす絶好の機会です

この「アシストを意識しているが」シュートに行くと
「アシストのことは頭にないがシュートにいった」
見た目は同じでも中身は大きな違いで次のカテゴリの時にモロに差が出てきます。

次の段階

この「合わせのプレーの最もいいところ」

カバーが来たタイミングでローポストに立っていたプレイヤーがチームルールに沿ったムーヴを行う

パスが通った時点でほぼシュートの体制です。
仮にシュートが入らなかったとしても
ファールになりフリースローになる確率が非常に高いということです。
「シュートが入らなくてもシュートになる可能性が高い」のです。

フリースローの解説記事もありますので参考にしてください。⇊

次の段階もある

ただし
ミニバスのカテゴリーでもレベルが上がってくるとカバーリングの考えもしっかりしてきます。

ドライブに対してカバーをする

当然カバーしたところがノーマークになる

そうさせないためにパスコースをチェックしながら

一気にスペースを詰めてきます。
下手したらノーマークのつもりが囲まれてしまう状況になります。
ゴール下は絶対にボールを入れさせないです。
上位チームは必ずします。

単純なインサイドの「ステイ」だけでは攻められない場合
の合わせのプレー「サークルルール」も有効になってきます
別記事でご紹介しますので是非こちらも参考にしてくださいね⇊

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まとめ

今回はスクリーンプレイに入る前にもチームオフェンスの選択肢があるという意味で
「合わせのプレー」を紹介させてもらいました。

コーチの中には「こんな単純なプレーは誰でも知ってる」と思われる方もおられると思いますが
ミニバスのカテゴリではこの単純なプレーでも「しっかりと言語化してあげて」「説明してあげて」ください。
選手は基本を一つ一つ大切に身に付けていってくださいね。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

———リンク紹介———

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

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